先週くらいに、科博のミイラ展へ行ってました。
さすがに写真はとれませんでしたが、かなり見応えのある展示でした。
人がどんな思いで人をミイラにするのか、もしくはどんな思いでミイラにしてもらうのか。
前者は家族が死者を大切に思い、そばで見ていてほしいと思いから、後者は死への恐怖といずれ復活するという思いから、という感じでした。
人工的なミイラと、環境条件が揃って自然にミイラになったものという対比も、なかなかでした。
自然にミイラになる場合は謎が多いが、行き倒れだったり処刑されたり生贄にされたりと、ちょっとずしんとくる亡くなり方をした人たちだったようです。
一番生きているようだったのは、日本の本草学者のミイラです。
柿の種がお腹の中に大量に入っていたらしく、柿のタンニンが腐敗を防いでミイラになったのでは、という説が書かれていました。
『数年後にワシの墓を開けてみよ、きっとミイラになっている。』
みたいなことを言って、墓に入ったそうです。
本草学すごい。
さて、会場を駆け足で見ていた時に、うおっと一人で大興奮したのが、これです。↓
2枚目の水色の印のものが会場に並べてありました。
この37話目のお話を書く時に、取材していた研究室に置いてあったので、なんとなく描いていたのですが。
そのまんま並べて置いてありました。
棺桶なんですよね、2つとも。
ちなみに2つの棺桶の中間に描いてある、お面みたいなのは墓標です。
土器は生きるための道具だし、なんとなく描いたのですが、生と死がぐっと詰まった1枚になっておりました。しみじみ。。。
ちなみに左手にある人型の棺桶は、ミュージアムショップで置物とキーホルダーになっておりました。
恒例の特別展ガチャはミイラが出たら飾れないし捨てられないなあ。。。と思ってやりませんでしたが、なかなかリアルでさすがの海洋堂でした。
ちなみに自分が買ったのはこれ。↓
もう科博が閉まるギリギリだったので図録だけ買おうと思ったのに、こやつと目が合ってしまい、、、可愛いけど置物増やしてもなー、880円か、高いな。。。など相当迷って、2回戻したのに。
なんか買ってしまいました。
で、家に帰ってよく見たら、
あれ?羽角がある。
何あんた、コノハズク じゃない??
そういえばなんかコノハに似てるし。
ちょっと調べてみよう、ほー、ペルーにはスピックスコノハズク ってのがいるらしい。
とかなんとか。
ひょうたんなので、振ると中でシャカシャカ音がして、小さいマラカスみたいです。
手作りなので顔が全部違ったのですが、多分これが一番コノハに似ていたと思います。
衝動買いに近かったのですが、ちょっとお気に入りの一品になりました。